この度、国指定の重要無形文化財の認定を受けました琉球舞踊の公演を大濠公園能楽堂にて開催することになりました。
日本の伝統芸能である「能・狂言」が宮廷舞踊である琉球舞踊へと影響を与え、多くの変遷を経て、今日に至っていると思われます。双方の腰の構え、すり足等からもその様子をうかがうことが出来ます。又、幕が上がる前に能楽と同じく舞台を清める儀式もあります。
今回は琉球舞踊の第一人者、佐藤太圭子師をむかえ、内容も古典を中心に充実した演目で立方の名手8名、歌三線などの地方7名での舞台となります。
又、特別ゲストに人間国宝の野村万作氏をむかえ琉球舞踊と一番接点のある狂言の中の「田植」を小舞で舞っていただきます。(琉球舞踊にも五穀豊穣を祈って舞う古典女踊りで「稲まづん」という演目があります。)
琉球舞踊の舞の本質は祈りの舞いであり、和をもって人をおむかえする為に舞った舞いだと言われています。踊りの美しさ、折目正しい格調の高さ、円熟した表現の深さには、先人達が伝えてきた沖縄の伝統文化に対する深い思いがこめられているのではないでしょうか。
芸術性の高い内面から出る「撓(タメ)」の芸能を是非、多くの方にご覧いただきたくご案内申し上げます。
日 時 | 平成22年3月5日(金)18:00会場 19:00開演 |
---|---|
場 所 | 大濠公演能楽堂 |
企画プロデュース | ノマ企画 |
連絡先 | 下関市長府古江小路2-26 TEL:083-246-6266 FAX:083-246-6288 Email k.t.nomakikaku@guitar.ocn.ne.jp |